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🔤【簡単・日本語を英訳する方法】言いたいことを素早く英語に翻訳する4ステップ

翻訳メソッド

英語を話すときにいつも同じフレーズばかり使ってしまうという経験はありませんか。

教科書の英文を暗記して、それをそのまま実践の場で活用できる能力は素晴らしいと思います。

 

ただ、暗記したフレーズだけしか言えない、のであればフラストレーションが溜まってしまいますよね。

 

『こんな薄っぺらな話ばかりではなく、本当はもっと掘り下げた深い内容の話をしたいのに!』

『自分が本当に言いたいことを英語でどう言っていいかわからないから今自分が知っている英語フレーズを駆使してなんとかその場をしのいでいる..』

『日本語でなら、いくらでも話したり説明したりできるのに!』

 

このように感じている人に「自分の言いたい日本語を英語翻訳する画期的な方法」をご紹介します。

 

【簡単・日本語を英訳する方法】言いたいことを英語翻訳する4つのステップ

ネイティブのような完璧な英語でなくていいから、自分の言いたい意味やニュアンスを妥協せずに、ほぼ正確に英語に置き換えたい!という方にぴったりな英語翻訳手法です。

日本文を英訳するときのステップ1~4を体系的に説明します。

 

日英翻訳ステップ 

ステップ1

妄想かリアルかを見極める。

ステップ2

語尾に義務や可能性を表す語句/ニュアンスがあるかを見極める。

ステップ3

文のタイプを見極める。

ステップ4

時制パターンを見極める。

 

 

この4つのポイントが確定されると、それぞれ該当する方法で英単語を置き、英文を完成させることができます。

 

✔日英翻訳ステップ 解説

ステップ1

妄想かリアルかの見極めについて説明します。

「もしも宝くじが当たったらあなたに一億円あげます」という文は仮定の話だと思いますか。それとも現実的な実際の話だと思いますか。

妄想かリアルかは、話し手の意志/本気度次第です。

本気で言っているならリアルです。あり得ないことだと思って言っているなら妄想です。

 

 

■リアル → “I will give you one hundred million yen.”

「私あなたに一億円あげます」

 

■妄想 → “I would give you one hundred million yen.”

「私ならあなたに一億円あげます」

 

*妄想の文は時制が一つ古い方へ移動します。

 

ステップ2

義務や可能性の語句/ニュアンスについて説明します。

文の語尾に何々しなくてはならない、すべき、できる、かもしれないの語句やニュアンスが含まれているかどうかを見極めます。

含まれていれば英語では助動詞という語句がが使われます。

 

✔助動詞

■できる can
■かもしれない may
■ひょっとしたらかもしれない might
■すべき should
■しなくてはならない have to
■必ずしなくてはならない must

 

ステップ3

文のタイプについて説明します。

文のタイプには主に4つのタイプがあります。

文のタイプによって英訳方法が異なるため、自分の言いたい文がどのタイプなのかを見極めます。

 

✔文タイプ

■タイプ1 AはBだ  = 状態の文
■タイプ2 AはBする  = 行動の文
■タイプ3 AはBされる  = 受け身の文
■タイプ4 Aがある/Aがいる  = 存在の文

 

✔文タイプ別 英訳方法

タイプ1 AはBだ → 「A + Be動詞 + B」
タイプ2 AはBする → 「A + B」
タイプ3 AはBされる → 「A + Be動詞 + B」
タイプ4 Aがある/Aがいる → 「There + Be動詞 + A」

 

*タイプ3の受け身の文は、Bに一般動詞の過去分詞形が入ります。

*タイプ4の存在の文は、Aが特定されている場合は「A + Be動詞」の語順になることが多いです。

 

ステップ4

時制パターンについて説明します。

現在形、過去形、未来形の他に9つ、全部で12の時制パターンがあります。

食べる(eat)という動詞を使って12のパターンを表してみます。

 

✔時制12パターン

 

1 昨日食べた
2 毎日食べる
3 明日食べる

4 昨日の夜に食べていた
5 今食べている
6 明日の夜に食べていることでしょう

7 昨日の夜には既に食べちゃってた
8 たった今食べたところ
9 明日にはもう食べちゃっていることでしょう

10 昨日の朝から昼までずっと食べていた
11 今日の朝からずっと今も食べている
12 明日の朝から昼までずっと食べていることでしょう

 

 

✔時制パターン別 英訳方法

 

基本形:

❶過去形

主語 + 動詞の過去形 → I ate..

❷現在形

主語 + 動詞の現在形 → I eat..

❸未来形

主語 + will + 動詞の原形 → I will eat..

 

進行形:

❹過去進行形

主語 + Be動詞の過去形 + 動詞のing形 → I was eating..

❺現在進行形

主語 + Be動詞の現在形 + 動詞のing形 → I am eating..

❻未来進行形

主語 + will be + 動詞のing形 → I will be eating..

 

完了形:

❼過去完了形

主語 + had + 動詞の過去分詞形 → I had eaten..

❽現在完了形

主語 + have + 動詞の過去分詞形 → I have eaten..

❾未来完了形

主語 + will have + 動詞の過去分詞形 → I will have eaten..

 

完了進行形:

➓過去完了進行形

主語 + had been + 動詞のing形 → I had been eating..

⓫現在完了進行形

主語 + have been + 動詞のing形 → I have been eating..

⓬未来完了進行形

主語 + will have been + 動詞のing形 → I will have been eating..

 

 

日英翻訳練習

日英翻訳の練習をしてみましょう。

「私は世界中を旅します」という文を英訳してみましょう。

 

ステップ1

妄想かリアルかは、話し手の気持ち次第なので、今回はこの文はリアルな文ととらえて英訳してみたいと思います。

ステップ2

この文の語尾に「すべき」や「できるなど義務や可能性の語句/ニュアンスは含まれていますか。含まれていませんね。

ステップ3

この文の文タイプは何でしょうか。「私は旅する」は、「AはBする」のタイプで、行動の文です。

ステップ4

この文の時制パターンは何番でしょうか。3番の未来形です。

 

 

✔英単語へ置き換える

「AはBする」の行動の文の英語語順は、「A+B」なので、I travelとなります。

未来形は、動詞の前にwillが置かれるので、「I will travel」となります。

世界中の英語は、all over the worldです。

 

英訳すると

I will travel all over the world.

となります。

 

ちなみに、妄想の文としてとらえれば

I would travel all over the world.

となります。

 

英語の語順は、文のタイプや時制や助動詞の有無によって異なるので、それらのポイントを抑えれば正しく英文を作ることができます。

 

日英翻訳ステップ まとめ

✔見極めポイント

1 妄想orリアル?
2 語尾に義務や可能性を表す語句/ニュアンスがある?
3 文のタイプは?
4 英語時制12パターンのどのパターン?

 

 

今回は以上です。

日英翻訳ステップを使ってご自分が本当に言いたいことを英語にしてみてください(=^・^=)

 

今回の学習の音声配信も行っております。

良かったら聴いてみてくださいね → サリーの音声配信 on stand.FM