🔤 名詞に長い飾りをくっ付けるための「接着剤」= 関係代名詞
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日本語思考ベースで英語の「関係代名詞」を捉えてみたいと思います。
関係代名詞がよく理解できないという英語学習者は多いと思います。
関係代名詞を簡単に捉える方法をご紹介します。
名詞に長い飾りをくっ付けるための「接着剤」= 関係代名詞
関係代名詞とは、一言で言えば、名詞に長い飾りをくっ付けるときに使う「接着剤」です。
文が長くなる仕組み
まず初めに、一つの文章が長くなる仕組みを見て行きたいと思います。
一つの文の中にはたくさんの単語が使われます。
名詞、動詞、形容詞、副詞、等々です。
単語には色々な種類の飾りが付く
✅単語に飾りが付く例
「赤い花」は、「花」という名詞に「赤い」という形容詞の飾りが付いています。
「速く走る」は、「走る」という動詞に「速く」という副詞の飾りが付いています。
「すごく大きい」は、「大きい」という形容詞に「すごく」という副詞の飾りが付いています。
「とてもたくさん」は、「たくさん」という副詞に「とても」という副詞の飾りが付いています。
このように、文中に出てくる単語には色々な飾りが付きます。
✅単語に長い飾りが付く例
その中でも、長い飾りが付きやすいのが名詞です。
「昨日六本木のスタバで飲んだラテ」
‘The latte (that) I had at Starbucks in Roppongi yesterday’
上のフレーズでは、「ラテ」という名詞に「(私が)昨日六本木のスタバで飲んだ」という長い飾りが付いています。
「昨日六本木のスタバで飲んだ」という飾りの部分をよく見ると、単語ではなく文のようにも見えますね。
文のようなフレーズの飾りは『関係代名詞=接着剤』でくっつける
文法的に完成された文ではないけれど文のようなフレーズを飾りとして名詞に付けるときに必要となるのが、名詞とフレーズを繋ぐ接着剤の役目を果たす「関係代名詞」です。
関係代名詞の種類
関係代名詞には、That、Which、 Who、 Whose などがあります。
この接着剤は、使われる場所によって省略されることもよくあります。
✅関係代名詞が省略される例
「昨日六本木のスタバで飲んだラテは、これまで飲んだ中で一番美味しかった」
‘The latte (that) I had yesterday at Starbucks in Roppongi was the best I’ve ever had.’
上の文では、「(私が)昨日六本木のスタバで飲んだ」という飾りを「ラテ」という名詞にくっ付けるために、接着剤である関係代名詞「That」が、「The latte」の後ろに置かれていますが、省略されています。
関係代名詞が使われている例文
長い飾りが名詞に付く文を他にも見てみましょう。
「先週新宿の紀伊国屋書店で買った落合陽一氏の本を読み終えた!」
‘I finished reading Yoichi Ochiai’s book that I bought last week at Kinokuniya Bookstore in Shinjuku!’
上の文では、名詞「落合陽一氏の本」に、文のような長い飾り「(私が)先週新宿の紀伊国屋書店で買った」が付いています。
この文の英訳では、名詞「落合陽一氏の本」の後ろに接着剤である関係代名詞「That」が来ていますね。
名詞の部分が少し長いので関係代名詞「That」は省略されずに残っています。
関係代名詞の文に関しては、より具体的な英訳方法などを、また別の機会にご紹介したいと思います。
関係代名詞は難しいと思われがちですが、単なる「のり」なので、感覚を掴んでしまえば結構簡単かもしれません(=^・^=)